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中距離フェリー乗船、そして四国上陸、親戚訪問

760701278_176s 23時40分に高松からのフェリーが到着。車両甲板から次々と大型トラックや重機を載せたトレーラーや乗用車が吐き出される。「世紀の大事業」として3本の橋が本州と四国を結んだ訳であるが、高速バス等公共交通が好調なのに対しトラックや乗用車が不振なのは皮肉な話である。

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まあ、仕方がない。単純に神戸から高松まで明石海峡大橋経由だとETC深夜割を使っても通行料が6,200円、更にガソリン代が掛かる上、運転者の疲労も加味しないといけない。その点この神戸~高松間のジャンボフェリーであれば車両航送料は往復9,990円で乗船中は3時間40分だが休める。

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760940312_214s 760940312_124sさて、0時になった時点で乗船開始。先代の日産サニーでは東京湾フェリー(久里浜~金谷)と伊勢湾フェリー(伊良湖岬~鳥羽)に乗った経験はあるが、現在の日産ノートでは初めてである。係員の誘導に従い車を車両甲板に進める。

車両を停め、船室に上がる。船室は座席とカーペット敷きの枡席があり、体が伸ばせる枡席から埋っていく。トラック運転手は専用の部屋が用意されており、シャワーが設備されているようであるが中は覗かなかった。

私も枡席の一角を確保し、横になって目を閉じる。

0時30分、出航時刻を迎える。「ジャンボフェリーの歌」が流れ、神戸を出航。瀬戸内海の中距離航路なので青函連絡船のような演歌チックな悲壮さはない。

気が付くと、高松到着の放送が流れていた。体を起こし、車に移動。モーセの如く車両甲板前方が開き、係員の合図で車を出す。あっけない四国上陸であった。

近くのコンビニに車を停め、地図を再確認。高松と高知を結ぶ国道32号線を西に進む。

亡父の故郷は今は丸亀市に合併してしまった。亡父の実家の最寄駅に6時前に着いてしまう。さすがにこの時間に訪問するのは失礼と思い、駅併設の駐車場に車を入れ、琴電始発電車で一旦高松築港に向かう。駐車場は1回300円、1ヶ月3,000円で利用出来る。駅までは車で、中心街へは電車に誘導しているのである。

車両は元京急1000系2両編成。三浦半島を疾走していた電車がこちらではローカル客を乗せ第2の人生を送っている。

761504069_138s 761504069_97s 761504069_250s 途中仏生山駅で朝の通勤ラッシュ用に増結する。相手は元京王5000系。京急と京王は軌間が違うのでここでしか見られない夢のコラボレーションである。(京急と琴電は1435mm、京王は1372mm)

又、両方とも関東の私鉄の車両だったので車掌が打つ発車合図はブザーの1回打ちだったのだが、こちらでは関西風のベル2回打ちでそれを踏襲している為、発車合図を聞いていると何となく違和感があった。これも琴電を「走る電車博物館」たらしめているのだろう。

朝7時頃高松築港に到着。JR高松駅に行き四国各県+岡山の朝刊を入手し、近所のセルフうどん店で朝食。やはり讃岐と言えばうどん。でもネギの価格が高騰しているようで、「ネギは1人2杯まで」と断り書きがあった。

最近全国に普及し出したセルフ式讃岐うどん店であるが、基本の方法としては以下の手順を踏む。

761179263_134s 1. 注文。

2. 出てきた茹で上がったうどんの丼を持って好きに天ぷらや油揚げを載せる。殆どの店ではおでんやお稲荷さんも置いてある。(原則別皿。又、自分で生のうどんを湯がく場合もある。)

3. だしを丼に注ぎ、会計。(讃岐では「汁」や「つゆ」とは呼ばない。)

大体大盛にしても天ぷら2個位なら500円で収まる。亡父曰く、「讃岐の人はうどん別腹。」と言う。

それから再び琴電に乗り、亡父の実家最寄駅に戻る。

「琴電」こと「高松琴平電気鉄道」は3路線が集まる拠点駅である瓦町駅に百貨店・そごうを建て、そごうの経営破綻のあおりを食って私鉄では最初に民事再生法を申請した。

再建に当って利用客からは琴電の職員の態度の悪さを指摘する声が多かった。そこで社長を外部から迎え、ドラスティックな改革が試みられた。その柱の1つはICカードの導入である。「Iruca」と言うカードは乗車すると自動的に運賃が1割引になると言う特典を付け、更に琴電の電車、バスに一斉に導入されたので現在では利用客の8割方はICカード利用者である。実は私も持っている。

2年半前に訪問した時は乗車券のみの機能であったが、現在は進化して各駅の飲料自販機やそごうの後に入った岡山の名門百貨店・天満屋でも電子マネーとして使えるようになっていた。利用に応じてポイントも付く。

対して現在の我が地元富山ではJR富山港線をレストアした富山ライトレールで「PASCA」と言うICカード乗車券が導入され、後に富山市中心部コミュニティーバスと総曲輪グランドパーキングで使えるようになったが、残念ながら富山の公共交通の大部分を担う富山地鉄の電車とバスには導入されていない。一応富山市役所は導入を働きかけているようであるが、初期投資を恐れているのかどうせ車社会だから、と諦めているのか利用客の相当数が現金で乗る観光客だと高を括っているのか導入の兆しはない。

その為折角富山ライトレールではICカード乗車券を導入したが利用率は低い。面的な利用範囲が広がらないとなかなかメリットが出ないのであるが。何とももどかしい。私自身は通院や金沢に痛車オフ以外で出る時は出来るだけ電車を利用するよう努めているが、先述のICカード利用割引やポイント制度導入でもない限り仮に富山地鉄に導入しても普及は難しそうに見える。

ラッシュも明けた9時過ぎに最寄駅に到着。車を引出し実家に向かう。

実家には今は伯母が住んでいる。挨拶をして手土産を出すと「そんなもん気にせんでもええのに。でも折角じゃきに貰っておくわ。」と言い仏前に供えた。

私も手を合せる。その間に伯母さんはうどんを用意してくれた。思えば食事を身内に用意して貰うと言う経験は何年振りだろうか。母のアルツハイマーが悪化した時には自分で食事が作れず、私が母の分も用意していた。思わず涙が出た。

それから近況を話し、実は…と話を切り出す。実はここ数日喉をやられてしまったらしく、扁桃腺が痛む上、声がかすれてしまっている。伯母さんは車で15分位の所に総合病院があるのでそこで診て貰えばいい、と言った。善は急げ。うどんを平らげた後早速病院まで車を走らせた。

病院は結構混雑している。総合案内窓口で事情を話し、富山の保険証を出して診察券を貰う。

1時間余り待った後、耳鼻科でお呼びが掛かった。過去扁桃腺膿瘍を患い喉の奥にメスを突っ込まれて膿を出した経験があるので先生に事情を話し、取急ぎ血液検査をしましょう、と言われる。

762151576_89s 又小1時間待ち、血液検査の結果を聞く。やはり扁桃腺が腫れていて、今は膿が溜まるに至っていないが喉に黴菌が入って白血球が増えている、との診断。薬を貰った時にはお昼を過ぎていた。

薬の袋を見ると、「香川県厚生農業協同組合」と書いてある。「医療生協」は聞いた事があるが、農協が病院を経営しているのは初耳である。

実家に戻り、伯母さんに事情を話し夕方まで休憩させて貰うよう頼んだ。布団を敷いて、暫し昼寝をする。

16時30分に起き、出発の準備。時間通り起きたのに伯母さんは感心していた。

先祖代々のお墓に行き手を合せた後、17時に実家を出た。

再び最寄駅の駐車場に車を入れ、琴電で高松の中心街に出る。瓦町駅で岡山県の県紙「山陽新聞」の夕刊を入手。香川県の県紙「四国新聞」は夕刊を発行していないのでこれが高松で入手出来る唯一の夕刊である…、と思いきや、実はJR高松駅前のコンビニ「ミニストップ」で大阪発行の「日経新聞」の夕刊が買えるのである。

それから中心街のアニメイトを覗き、実は富山市が範として仰ぐ高松市の中心街アーケードを歩く。

それから一旦琴電で郊外に出て、家電量販店で買物。実は電気剃刀を家に忘れてきたのであった。

瓦町駅のコンコースには無線LANが整備されており、丁度ベンチもテーブルも完備しているので数人のビジネスマンがノートパソコンを打っている。私も暫しパソコンで作業をしていた。

22時34分発琴電琴平行き最終電車で実家最寄駅に戻る。

駐車場から車を出し、高知へと車を進めるのであった。国道32号線を真っ直ぐ行けば高知に行けるが、夜間車中泊するので高速道路を選ぶ。善通寺ICから高松自動車道に入り、西に向かう。交通量は本州と違い格段に少ない。

香川県最西端の豊浜SAで車中泊する事にした。

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