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「夕刊デイリー」休刊

「夕刊デイリー」と言っても宮崎県延岡市で発行されている(筆者未入手)ではなく、

東京で発行されている「デイリースポーツ」の遠隔地向けを都心部で「前夜版」として販売している方である。

私も横浜在住時、東京で発行されている夕刊紙で最も締切が遅いものとしてプロ野球デーゲームの結果やお馬さんの運動会の結果が載ったりするので重宝しており、毎日買っていた。

基本的に東北地方や甲信越へ発送する紙面と同じ構成なので、月曜日に現地で出回るものの前夜版として日曜日の夜も出回っていた。

但し、締切が17時頃と遅く、他紙に比べてトラックによる共同配送が出来ず何と「人便」で配送していた。これは、販売員が直接電車に新聞の束を持ち込んで各売店に配送するもので、輸送手段としては最も原始的なものである。

この方法の為、配送系路上にある電車が何らかの事情で不通や大幅な遅延になった際は新聞の配送そのものが取り止めになる事も多かった。

印刷所は東京都品川区にある千代田グラビヤ(旧・千代田総業)で行われていた。ここは日経新聞の印刷にも関わっており、1995年の阪神大震災で神戸新聞社と教共用であったデイリースポーツ社の新聞製作システムが停止した際、東京本社版の紙面製作は日経新聞社のシステムを借用していた。確か阪神大震災当日の1月17日は休刊、翌1月18日は「京都競馬場、今週末中止」の1面で白黒刷り、全面復旧まで約2ヶ月掛かった事を覚えている。(追記: ウィキペディアでは現在の印刷は東京都江東区の「日経新聞製作センター」になっている)

ともあれ「夕刊デイリー」は11月29日(日)(発行日は翌30日)を最後に休刊する。非常に寂しい話であるが、非常にコストの掛かる製作・配送方法だっただけに今まで何とか発行を保てただけでもよしとしないと。

これで遠隔地向けの「前夜版」の流れを汲むのは大阪の「スポニチ早刷り号」のみになってしまった。

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